まだ記憶にも新しい、Central Saint MartinsのMAグラデュエイトショーで発表されたDaniela Meichelböckのコレクション“On Waiting"が、2021秋にCasimir Pulaskiday.にやってきたことについて。 このコラボレーションを叶えてくれたDanielaとWillaに心からの感謝を込めて。 昨年のCSMのショーを見たときから、ああ、まずすごく好きだという思いと、とにかく気になって。Gabrieleさんの時の感覚と近いのかもしれない。 この卒業コレクションにかける「かけ方」。皆それぞれ違う中でも、こういう「かけ方」をする人に、いいなと思ってしまう。 Danielaさんと進めたこの小さなプロジェクト。彼女自身、元々このコレクションを売るつもりはなかった。やはりこれは「作品」だから。 もちろんそれを理解しています。そう言う貴方が好きだ。 それでもこんなよくわからない誰も知らないようなCasimir Pulaskiday.という店を気に入ってくれて、このために今回、コレクションピースを仕立ててくれると言ってくれました。 嬉しいな。本当に夢のようだ。すべてが奇跡だからな。大切にしよう。今回のコラボレーションを私は絶対に一個も消費したくない。 売りたくないということではなくて。もちろん売ります。 でもそれはただの消費の一端ではなく、ひとつの現象として。 ただ一つ。DanielaとWillaのストーリーに、ここで起きることが沿っていること、これをを考えて動く。 自分の考えはどうでもいいです。Daniela Meichelböckの“On Waiting”をお届けしなくては!。 このコレクションのテーマが語る通り、デザイナーDanielaは「待つ」という行為に着目した感覚を服へ投影しました。 今の時代おいて「待つ」ことは人々にとって、これまで以上に多様な意味を持っていると思う。 現実世界の日常と現象についてのケーススタディ。 待機時間に起きるアクション、過程、状態、結果を彼女は様々な視点で研究を重ねます。 座って待つ時のジャケットやコートが上にずれて肩が盛り上がったり前に倒れた状態や、シワがプリーツになったパンツ、ストレッチして縒れたシャツにポケットに手を入れて待っている状