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Showing posts from September, 2022

#136. Traveling

ミラノへ来ています。2年半ぶりの渡航。 その目的は、血液の循環。2年半の間で濁り澱んだ血を新鮮な血に入れ替えること。 買うか買わないかは来てから決めようと思って日本を出ました。 何を買うか以前のお話。 ミラノのファッションに触れることは自分にとって9割無意味で残りの1割に途轍もなく意味があるという感じ。 金持ち臭さと胡散臭さに交わる高雅なインセンスを嗅ぎ分けられるか。 胡散臭さは嫌いじゃないです。 今回はどうだったかな。まだ言わない。 まだ言えないの方か。 何に自分の目がいくのか、今何に気分がいいのか。 高い金だしてお散歩しにきたからにはもう歩き続けるしかない。 しかし身体はきつい。 そしてまた帽子なくした。 明日はロンドンへと、旅は続く。

#135.CINITA

またブログ書けない周期に入ってしまった。 誰にも求められていないのに勝手に書いているんだから、別にいいかとも思うのだけど、仕事してないみたいな気になる、情報化社会に生きていると。 まあ否めませんが。 やることがあるというのは幸せなことです。 流石にこのままだとマズいので、CINITAの新しいやつについてちょっと書いてみようと思います。 ようやく、ようやく形になった訳で心の底から最高だと叫びたかったのですがこの通りブログが書けなくなっちゃったのでリリースからだいぶ経ってしまいました。 それでも私の心のは何ひとつ変わらず毎日ときめいています。少々これを付けすぎているな。 プロジェクトとしてはNo.4。 この適当な名称がわかりませんが、おしゃれに言うとニーパッドベルトかな、謂わゆるサポーター的なやつです。 膝や肘で流れがリセットされる状態、バランスに興味があって、時々膝にスカーフを巻きつけたり、紐を結んだりしていた。 スカーフも負傷感があってけっこう好きなのですが、アイテムとして作ってみようと昨年より思案しゆっくりゆっくり進めてきました。 モチーフは向日葵です。枯れた向日葵。もうとっくに枯れてしまったな。 最盛を経て枯色に萎んだ表情を、メタル糸で一枚一枚異なるサイズとフォルムの花びらに、ふっくら栄養を蓄えた種、もちろんすべて手編みで素晴らしい再現度で仕上げていただきました。くるくるとアットランダムに内巻く花びらが装着時にいい塩梅にくたびれる。 ベルトはアジャスター付きゴムなので、直付けからパンツの上、更に肘にも装着可能です。 リハビリ中のため気の利いたことが書けませんが、この向日葵ベルトが何かしらの幅を広げるものであればいいと思います。 幅を広げるときに生まれる自身の中の懐疑的な感覚、居心地の悪さ。 ネガティブに聞こえるかも知れないけれど、それが足りていない訳で、たかがファッションの1ピースではあるが、脈略のない装飾性はきっと少なからずそれを発生させるのかなと期待。 あと大事なこと書き忘れてた。こちらはオーダー制です。