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#110. Isa Boulder


 
Isa Boulderについて。
新しいシーズンの発表が毎回楽しみなのと恐いのと。
何を掲げてくるのか。その意図を、中核みたいなのを自分は捉えられるのか。間違いなくモードだからな。
そうは言っても100%ブランドのスタイルを鵜呑みにすることは自分にはできない。それはどのブランドも同じだけど。

何を買うか、の前に、そのコレクションでデザイナーがいちばん何をやりたいかをまず知りたいと常に思っております。
そのいちばんが自分に沿うものであると最高というか楽なのですが、それはそう多くはない、残念ながら。
でも沿いすぎるとどこの店も同じになる、そんなのはつまらないから違っていい。
同じものでも店によってそれが在る意味が異なる。あと一票の格差的なとこもある。
何が言いたいかというと、ここに在るIsa Boulderは、ブランドの意思を汲みつつCasimir Pulaskiday.の解釈で利用させていただき、同じものでも違うということです。
はあ、なんてわかりやすいんだ。

書いといてアレだけどそんなの当たり前だった。当たり前のことを偉そうに書いた。

自分はIsaさんの服は美しく着ることよりも新しく着たい。Isaさんのニットピースが起爆剤となって生温い自分の習慣とバランスを壊してくれる。
Isa Boulderのコレクションからは、女性らしさ美しさの中に、実験的でアナーキーな、どことなくケミカルな匂いが微かに(確実に)する。
自分はどちらかというとその辺に興味がある。
違和感とか、異物感とか。可能性。そういうやつをIsaさんの服でやってみたい。
なにかできる気がする。ずっとしている。