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Showing posts from October, 2024

#156. Linda Kokkonen

先月の旅の途中、Linda Kokkonenに会いにフィンランド、ヘルシンキに立ち寄りました。 Linda Kokkonenを知ったのは2年くらい前で、彼女の卒業コレクション(ショー自体は2019年)を見たとき。 2年かけてLinda Kokkonenに少し近づけてきたのかもしれない。 なぜ今なのかはわかるようでわからないけど、でも絶対に今だと思う。流れはあるし間違ってない。 と思ってLinda Kokkonenにコンタクトをとった。 するとこの9月に初めてロンドンでプレゼンテーションを行うとのこと、私はその翌週がロンドンの予定で残念ながらショーを観ることは叶わなかったが、へルシンキで運よく会うことができた。本当によかった。 Linda Kokkonenは、ゴシックロマンティックなブラック系に傾倒するかと思う。 もう一つ、ブランドのコアとなるビジョンがサステイナブルだ。 徹底的にアップサイクルを実践していて、使用するマテリアルのすべてがヴィンテージピース、デッドストックファブリックからの調達はもちろんのこと、基本がオーダーメイド、また顧客ごとの既存品へのカスタマイズ、リペア、レンタルサービスといったことも積極的に取り組んでいる。 こんなにも確固とした持続可能性へのビジョンと責任を持って、所謂アップサイクルブランドではなく、ハイエンド、ラグジュアリーブランドとして新しいビジネスモデルの確立を目指していると知り、私は本当に素晴らしいと思った。 若手でも無名でもどんな位置にあっても、ファッションの歴史、さらに先端を見据えて活動する人が私はとても好きというか心から尊敬しています。 De Pinoもwan shan lingも、そしてLinda Kokkonenもそうだ。 これは単にアーカイブデザインを参考にしたりパクったりすることとは全然違う。 自分自身がファッション史の一部として、そこに貢献すること、波風を吹かすこと、そういうビジョンを持っているということです。 挙げた3ブランドはそれぞれ別のやり方をとって動いている。ちょっと長くなってしまう内容なので今はやめておくけど、自分にはとても大切な感覚です。 Linda Kokkonenは、デザイナーのLindaとパートナーのLauraのデュオです。 Lauraはトラックメーカー、DJであり、...