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Showing posts from March, 2025

#159. Emily Frances Barrett

買付の旅の途中、ロンドン、パリが終わり今ミュンヘンへと列車で移動中。5時間半だって。 直前に済ませた確定申告が圧をかけてくるがそれ抜きでもちゃんとしないといけない。 あまり多くを欲するな。そんなに買えないんだよ。おまえさん。 ロンドンではEmily Frances Barrett に会いに行きました。 2度目の訪問。今回もEmilyさんから大切なものをいただいた。 Emilyさんとの出会いは少し前で、ロンドンの合同ショーにあった小さなショーケースに立ち寄ったのが5年前、2020年のことです。 その時はやはり買えず、いただいたカードも不覚にも失くしてしまったのですが、とにかく素敵だったことを脳みそが覚えていて、定期的に思い出してはその時撮った作品の写真を開いて眺め、あぁあの人は誰だったかな、素敵だったな、また会いたいな。と失くしたカードをまたごそごそと探す、というサイクルを繰り返していた。 そして昨年ふと気づいた。そうか過去の情報を遡ったら出展者リストからあの人を見つけられるのでは!と。遅。 それでその年に訪れたいくつかの展示会のデザイナーリストを探してついにEmily Frances Barrettに辿り着いたわけです。 初めて開いた彼女のInstagramには私の記憶に漂っていたイメージがあって、スタイルやマテリアルはアップデートしていたけれど、やっぱり彼女だと確信。よかったまだつくっていた! コンタクトをとってみたらとても温かい返信をくれ、4年越し(当時)にEmilyさんと彼女の作品に再会することができた。 聞いたらあの時のショーケースが唯一のファッション展示会への出展だったそうでそこで出会えて本当によかったと思う。 Emily Frances Barrett は、Sarabande(Lee Alexander McQueen が設立した若手アーティスト支援レジデンシー)所属アーティストとして活動をスタートさせ、現在もロンドンのSarabande foundationから数ブロック離れたスタジオで製作活動を行っている。 メタル加工を軸に、植物や貝殻、化石などの自然物、タバコの吸い殻プルタブなどの廃材、またテムズ川岸で拾った陶片やガラスなどを組み合わせてジュエリーやオブジェを製作しています。 Mudlarkという職業がイギリスの...