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Showing posts from October, 2020

#88.GABRIELE SKUCASのこと

  優しい気持ちになれるもの。 悲しい気持ちがすっと晴れて笑顔になれるもの。 みんなそれぞれお持ちだろう。 GABRIELE SKUCASのニットは、私にとってのそれです。 もちろん、作品そのものの素敵さ、愛らしさがそうさせるのですが。 それだけじゃない。その先の作り手本人、Gabrieleの存在が更に深く大きくさせる。 彼女の優しい心、豊かな感覚、誠実さ、愛情、、、私はそれを知っていて、(多少は) それを服にのせてお渡しすることで、きっとその服はその人のそれになってくれる。 これはGABRIELE SKUCAS に限らず。 たとえ同じものだとしても、そのものにのせられた何かによって、関係性は大きく変わると思っています。 服を着る機会が減ったと思う。だからこそその少ない機会に着る服が大切になってくる。 そこからもらうパワーは少しも逃してはいけない。 なにせ機会が少ないのだから。 こんな時こそ人はなにを着たいのか。 あまり考えないのかな。わかる。 でも少なくてもこんなブログを読んでる人なら考えていると思う。 服を着ること。 誰のために。なんのために。   消費社会へのアンチはただモノの消費だけじゃない。時間もそうだと思う。 難しい話ではないです、たかが服の話。 服を着る時間をただ消費にしない方がいいと思うということ。 特に今は。 だからそれはね、GABRIELE SKUCASの服を着ればいいのです。 ただ着ればいい。 温度差があるのはよくわかってる。 その温度差を埋めるのが店だ。 こんなときだからこそ、店だ。 Gabrieleのことを書くといつもこんなになるな。はて。