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Showing posts from May, 2022

#127. POP UP & more...

6月4,5日の2日間、兵庫県芦屋市でポップアップショップをオープンします。 今回は芦屋です。 全くご縁もゆかりもないのですが、九州を目指しておりますので、京都からもう少し西へ進んで今回は芦屋です。じわじわと攻め入ります。 場所は、JR芦屋駅から徒歩3分のcollé というギャラリーの地下スペースcollé cave です。 〒659-0093 兵庫県芦屋市船戸町10-19, B1 6月4日(土) 13:00-20:00 6月5日(日) 11:00-19:00 上記時間外も対応できる可能性がありますので、ご希望の方はご連絡ください。 引き続きとなりますが、新型コロナウィルス感染予防のため、マスク着用、入店時のアルコール消毒、少人数でのご来店をご協力ください。 今回もポップアップ用にwan shan lingさんにまたご無理言ってお願いしています。 何が届くかわかりません。 あと、Isa Boulderもかなり遅れましたが今月中になんとか届きそうなのでお持ちできると思います。 SITUATIONISTは残念ながら間に合わず。はて今シーズンに届くのか不明。 2日間と短いですが、ご都合がつきましたらぜひお立ち寄りください。 よろしくお願いいたします。 と、あともうひとつ。 ポップアップが終わったら、Instagramのアカウントを新しくしようと思っています。 現在のアカウントも残しますが、オープン情報のみ更新して投稿は終了します。 そして新しいアカウントは非公開とさせていただきます。 理由は、Casimir Pulaskiday.という場所、ここにあるものを本当の意味で「見たい」と思って行動してくださる方だけに私は発信したいからです。 それが自分にとっては自然だと思う。 ずっと、今のInstagramでの表現に疑問がありました。 これは自分の性格なのですが、ここにあるすべてを消費的にダダ漏れにすることがどうしても嫌で、極力情報量を減らして且つ自分の表現とするような習慣がいつの間にか身に付いていました。 でもそれだと本当に伝えたいひとに伝えられていないんじゃないかということ、情報量を減らしたところで情報は漏れていて誰かの比較対象となっていること。 店としては極小クソ知名度のカシミールさんですが、それでもこれ以上それを

#126. “SUNDAY BEST”

Gabriele Skucasの“SUNDAY BEST”は私に『Casimir Pulaski Day』を思い起こさせました。 Casimir Pulaski DayはSufjan Stevensの曲です。 悲しい出来事を美しいメロディに乗せた曲で、自分にとってずっと特別な曲です。 Gabrieleさんが描いたストーリーはCasimir Pulaski Dayのそれよりハッピーなものですが(それでよかった)、その話を彼女にしたらとても喜んでくれた。 ただ自分の想いをこの服に乗せて届けたいとは思っていなくて、向き合った方がそれぞれにパーソナルな存在と感じてもらえたらこの感覚は間違ってないんだと思います。 ネイビーヤードの藍色は、シャリっとした麻の光沢と編み地の隙間から陽を通して父親の悲しみを癒します。 日曜日、このブラウスにカーディガンを羽織って家族で協会へ向かう姿はきっと幸せな光景だろう。 Casimir Pulaski Dayの日曜日は悲しい日でした。 Gabrieleは最高の日曜日を描きました。 さてあなたのSUNDAYはどんな日でしょうか。 私は?

#125. NASHE

NASHE、3年ぶりだ。ということは6シーズンぶり。 こんなに前だったかと思う。 19SSはまだコロナ前かー。コロナも長いな。 NASHEはロシアのモスクワを拠点とするブランドです。ご存知の方もきっと多いかもしれません。 タイミングというやつで、なかなか自分の選ぶものとのバランスがうまく取れなくてこんなに間があきましたが、コレクションはいつも見ます。 NASHEのブランドコンセプトは大枠だと精神世界と現実世界の相互作用というイメージ。 内省的な視点から社会や現実を見たときに発生する感情がエネルギーになって服に向かっている。 故にものすごく叙情的でエモーショナルな表情だ。センシュアルでナイーブ。 色、シルエット、スタイルも。 好きだけど、やっぱりメンズだからパターンが気になってしまう。 男性でも女性でもどっちが着てももちろんいいのですが、特にジャケットやボトムは骨格が違う以上美しいシルエットというものがそれぞれにあって、それは服だとパターンが担うわけでそこがいつも難しい。 男性の体格で着たらすんなり入ってくるのですが、女性のボディラインだとなかなかそれが機能しないような気が自分はする。 だから、結果、こういう選択になる。 先述の点によりできないシーズンが続いていたのですが、今回はもうプリントが大好きでしたために隙間を掻い潜ってやらせていただいた。 今シーズン22SSのストーリーには、服そして人生に対して自由で誠実でありたいという願いが込められています。 彼らの言葉の中に、平和や希望といった温かみのあるワードが散りばめられている。 もちろん、今なお続く悲痛な出来事が起きる前に描かれたストーリーであるのだけど、だからこそロシアで生きる彼らが発信するこの感情を想うと更に胸がじりじりとなる。 どちらのプリントもとても素敵です。 アイテム毎にファブリックを変えており、共通して光を通すライトウェイト生地が浮遊感あるプリントを更に波に乗せる。 これは何柄というのか、フローティングボーン(漂う骨)とか。 長袖シャツはストレッチメッシュです。 襟、前立て、カフスは別地で締める。ボタンが素敵。 メンズなのでビタビタにボディを押し込んで着るスタイルです。 女性だと少しゆったりするかな。それでも細身です。 こちらのシャツのボディ