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Showing posts from May, 2021

#100. Lana Siberie

  100!!  記念すべき#100がLana Siberieって最高だ。 まさかこのタイミングでまさかLana Siberieが入るとは我ながら驚きます。  バリへ移住したって、Luliaちゃん。 あの人はメディテーション道の極みへと邁進している。日々のポストを私は穏やかな気持ちでながめています。 「ロンドン出ちゃうから欲しいものあれば送るよ」だって。在庫処分。 でも欲しいものはある。もちろん。 しばらくあのアトリエには行けていない。そしてもう行くことは、ない。 そうです、なのでLuliaの旅立ちとともに数着がここへやってきました。 改めて、バランスが独特すぎる。 素材はゴリゴリのヴィンテージで仕立てはものすごく丁寧、でもディティールが妙にポップだ。 素材はもちろん、何度も言いますが、ロシアから調達した1920年代前後の手織りの麻です。今回はウールと一部ニットも含みます。 (前も書きましたがLuliaはもともとニットからデザインをスタートしている。) 小学生のようなストレートなデザインをこういう重みのある素材でやる贅沢さ。 凝ったパターンはやらない、その分縫製に注力する。 この人の服の醍醐味は”裏”にあるのです。とりあえずひっくり返してみるとわかる。 これは本来裏なのですが、表がつるんと何もないので裏返してみたら、お、こっちの方がいいじゃないか。丁寧な総パイピングの縫い代は立派なデザインだ。 WARNING TEE シルク、カシミア、アルパカなどとんでもない組成のニットにビニール(Amandaさんとは違ってこちらはほんとにビニール袋 )をはめ込むアヴァンギャルドさに似合わない、確かな縫製技術であてられた裏地(裏もヴィンテージリネン)。 17カ国語の警告が破られた時、この服は何を語るのか。 古の手織りリネンは何度見てもガツンとくる。このBEETLE PANTS、その名の通り甲虫の如きラウンドフォルムでこの裾がたまらなく愛おしい。 これもとりあえずひっくり返す。 ORBIT DRESS この生地も感動しちゃうな、物語る色だ。服の赴くままに軌道を描きながら切り替えられている感じ、 自然界には直線がない、という。Lana Siberie

#99.PUBLISHED BY

  PUBLISHED BYのニュープロダクツが届いた。 21AWのメインピースを待たずして、すでに上がっているアクセサリーを先にいただきました。 そうだ、前回は書かなかったんだな。失礼。 ではブランドについて少しだけ。 PUBLISHED BYは、オーストリア、ウィーンをベースに2017年、Christoph Tsetinisによって設立され、パートナーのRuby Wallenとともに活動しています。 前衛的な3Dプリント技術を駆使し、精密な設計の下生み出されるバッグやジュエリーは、 アパレルという枠を超えて、オブジェとして充分に洗練された非常に見応えのあるクリエーションです。 クロムメッキを施されたシルバーバッグが彼らのシグネチャー。 前回はこのクロムバッグとシルバージュエリーを選びました。はじめてコレクションを見たとき、どうしてもやりたいと衝動的に思った。お店のバランスにPUBLISHED BYが入るのをものすごくやりたかった。 どれも強烈な存在感ですが、意外にもどんなスタイルとも合う。 彼らはわりとスーツなどテーラリングに合わせるスタイルを組みますが、適当なTシャツとかスウェットとかジーンズにこいつを持ってきてもグッド。 ボリュームのあるシルバーにギラつきの強い太チェーンだったり、ヒップホップやストリートファッションの要素を多く含みますが、気品のあるオブジェの佇まいがまた別のラグジュアリーという視点をうむ。 ベルベット生地でフロック加工された内部にサイドのレザー蛇腹と、クオリティーも驚くほどに高いです。すべてに布製の袋(チェーンにも専用の小袋)とボックス、ご丁寧にクロスまで。プロダクトレーベルとしてのプライドを感じます。 で、今回のファーストデリバリーに乗っかってきたのは、アクセサリーパーツたち。 ハーネスとブローチ、そして前回もやったコインパースです。 ハーネス!これが早く届いてとても喜んでおります。だって、これはTシャツに合わせたい。 軽いカットソーにこのジャラジャラボール付きのブラックレザーコードのハーネスがのびのびと羽を伸ばします。 重いアウターにももちろんよいが、ライトウェアとのこの空間を見せたい。 ジャラジャラはコード上を動かせるので、肩にかけた