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Showing posts from April, 2020

#77. SITUATIONIST

  今シーズンのSITUATIONIST もすんばらしいのにまだ誰にも見てもらえていないとは。悲ぴい。 いろいろ考えると嫌になっちゃうので考えないで書く。 SITUATIONISTですね。ジョージアのブランドのあれです。 まず最初に。 19AWで叶わなかったレザージャケットですが、なんとこの20SSファーストデリバリーにも間に合いませんでした。 コロナのせい。 でももうちょい待ってね、もうちょっとしたらきますので。たぶん。 てことで 20SSの精鋭たち。 我ながらセレクションが冴えている。 前も書いたですが、ビッグコレクションを有する彼らの服から自分のセレクションを構成するのはとても刺激的である。 今回も自分にとって「成り立っている」クレイジーさを。 ここの服はパターンがものすごく癖が強い。 たぶんですが、デザイナーの意図をパターンナーが2,3倍アクを強くしていると思う。 デザインという目的を達成する手段がパターンであって、そっと支える役割なのに、もうパターンがデザイン越えちゃってるよね。というイメージ。 面白い関係性。 相変わらずデザイン量が豊富でどこかをめくれば何かがある。 生地と仕立ての良さによってこの辺のバランスがうまーくとれているから、着た時の満足度がとても高いと思います。 もちろん単純にめちゃかっこいいです。 惜しみなく高級素材を使ってくるこの大胆さが好きだ。 あー早く見てほしいし着てほしい。コロナころしたい。

#76.LUNA DEL PINAL

  2020SSは、ようやくコラボレーションが叶ったデザイナーが揃っております。 撒いた種に花が咲き、私はとても嬉しいのです、実は。 そのひとつ、LUNA DEL PINAL について。 ロンドンベースのデザイナーGabrielaとCorina、2人のブランドLUNA DEL PINALは 世界で最も古い織物技術のひとつである、南米グアテマラのバックストラップ織りへのアプローチからスタートしました。 彼女たちは拠点のロンドンとグアテマラを頻繁に行き来しながら、スロウに、流行ではないサステイナブルファッションを地でいっている。 たぶんどの場面をとってもエモーショナルだろう。 2人に初めて会ったのは2017年、3年前。 彼女たちのクリエーションをロンドンで初めて実物を見たときそれは深く感動しました。 そして、私はGabrielaとCorinaの人柄が大好きになった。 いつもとにかく生き生きとしていて健やかで、「ねえねえこれを見て、ここのね、この織りがこれはすっばらしいのよ!!!!!」みたいなかんじ。いつもこんなムードで私はそれを聞けるのがとても楽しい。 でもちゃんと理解してくれる。静かに待ってくれる。とても優しい心をもっている2人とも。 このグアテマラの風景を見ると、彼女たちがなにをいちばん大切にしているかが一瞬でわかる。 おっと言わないけどね。 こういう距離感で、関係性の中で生まれたんだな、と思うと、Casimir Pulaskiday.にやってきたLUNA DEL PINALの服たちは更に、私には高雅に写ります。 初めて、20SSでコラボレーションが叶った理由を書く。 自分の店でやることに、すんなりと自分の中でイメージできたのがこのシーズンでした。 彼女たちのクリエーションは重量感がある。実際に重いのもあればニュアンスで重いのもあって、簡単に言うとアルチザン性が強かった。 ドーバーだったらできる、でも私ではない。そういう自分の中での店の立ち位置というか過度なバランスセンサーはたぶんどの店よりも強いと思う。(だからいつも本当にめんどくさい。) でもこのシーズンは純粋に「ファッション」として、私は自分に組み込む興味が湧きました。 そして、、、 クラフトマンシップが濃厚でかつモードな服を、遂にLUNA DEL PIN

#75.いま

  お元気ですか。 何気ない言葉が重みを増している。 思い浮かぶだけ思い浮かべてみた、そのみんなが元気でありますように。 まだ会ったことないこれを読んでくれた人がいたら、あなたもどうかお元気であってください。 きっと日常はすぐそこだ。 そうと決めたら今はできることを丁寧にやっていく。 だって服はエキサイトメントの塊だから。心も体も勝手に動く。 元に戻ったらみんなに来てほしいな、服を見に来てほしい。 できればいちばんに、と思っているが、それは出過ぎた考えなので、 2番目か3番目に来てもらえたらいいな。 早く店がしたい。

#74.No title

  そのことを知る前と知った後では考えや行動がぐるりと反転することはよくある話。 だから知りたいのか、知りたくないのか。 だけど、知るのも知らないのもそれそのものが自分だから それは自分で行くしかないということだ。 たったこれだけのことを書くのに1週間かかった。