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Showing posts from February, 2021

#93.SITUATIONIST

  少しざわざわしてきた21SS。 今のところの到着済みは、前述のDHUS、SITUATIONIST、GIUGIUの1stデリバリー、とGABRIELA COLL GARMENTS、あとAMANDA BROWN。 今日はSITUATIONISTを書く。(あまり書きたくないんだけど。最近自分の書く文章が胡散臭い。一回黙ったほうがいいかね。ま、とりあえず書く。) 今シーズンは苦悶の結果、上のみ。全部襟がある。 えいやとオーダーした大物は残念ながらキャンセルとなったが、それも上。たしか襟があった。 もう下はいっかと思わせる上着のレベルの高さ。 下は先シーズンまでの“残りもの”でじゅうぶん戦える。 DZHUSもそうでしたが、SITUATIONISTも生地のセンスが素晴らしい。自分の浅はかなイマジネーションをグシャリと踏んづけてきた。  優艶なオフホワイトシルクピケにはインスタントなプラスチックホックを、意図的であるのは間違いなし。 当然のように透け出る肩パッドは共地で包まれ、的確な仕様に単なる流行に留まらぬ衣服への敬意を垣間見ます。 この生地にも驚いた。オーダーの時点ではこの生地模様には気づかなかった。  この地の表情がプリントに陰影と濃淡、説得力を与えている。もしもプレーン地だったら、、、と不必要に考える。 あと今回改めて思った、このブランドはジャケットが最高だと。どう考えてもジャケットが一番レベルが高い。今回は特に。 センスとテクニック、言い換えれば応用と基礎、流行と普遍のバランスが抜群にいいと思っています。 もういっこも見たかった。。。 そしてもちろんこいつも。 オーダーの時はジャージーと言っていたけど来てみたらバックサテンでした。でも返って“らしい”しそっちの方が成立している気がする。伸びないけど。 柄シャツと合わせてもかわいい。 少なけれど、いっぱい悩んで選べたのがこれでした。やっぱり直接触れずに買うのは自分には辛い。 それでも自分のセレクトだなと思えた、だからよかった。単純に。 たとえそれが他と被ってもこれが自分が捉えたSITUATIONIST 21SSということ、二言なし。 やっぱり臭いな。

#92. DZHUS "ECHOPACK"

  21SSはDZHUSでスタートです。とても良い。 いつだってDZHUSは新しい何かを期待させる。 21SSのテーマは"ECOPACK" 引き続き持て囃されるサステイナブルという価値観を、今シーズンもこの人はユニークな持論で形式化します。 リサイクルの重要性をパッケージという視点からの定義。 ボックスや小包み、包装紙にショッピングバッグといった、パッケージプロダクトの構造や視覚的特性を服に転換するという。直接的なアプローチから暗喩的なものまで。個人的には後者が好みだ。 前も書いた気がするが、私はDZHUSのSSが好きです。重さが減って概念がくっきりと浮き上がる。 今回、日本へやってきて初めて服たちを実際に見た、触れたそして着た。 1番の感動は素材だった。 毎回DZHUSの選ぶ素材にはいい意味での違和感がある。服として触れたことがない素材を使ってくる。独特の存在感、重さはこの素材も大きく影響していると思っている。 今回のテーマに沿った正にパッケージ感溢れる素材というか、資材。 届いた箱を開けたとき、まさか服だとは思わなかったよ。(緩衝材かと思った) そしてどんなテーマを掲げたところでDZHUSの真骨頂であるトランスフォームは健在で HOW TOはおいといて、よしとりあえずやってみよう。 あー楽しい。 だってしっかりと服だよ。魅力的な愛らしい服。 ここがものすごく大事だ。