DZHUS 季節が移る度、着る服がないと思ってしまう。あれ何なんでしょうか。毎年買ってるのに。 はて去年は何を着てたかしら。ちょっと覚えてないので今年は今年で買うのです。無駄遣い、とは言わない。無駄じゃない。時短です。 急に寒いので首まであったかなDZHUSのトップについて。 前も言ったかもしれませんがDZHUSって難解に見えてやってることはわかりやすくて逆におもしろい。おもしろいってとてもいいですよ。ギャルソンだってリックだっておもしろい。 お絵かきのような、折り紙のような。小学生が服を作ったらきっとこういう服が出来上がるんじゃないかと思う。 この服も極めてシンプル単純明快でもこれを成すにはスーパーセンスとスーパー技術が必要。 首から上と首から下が同寸なのです。あゝおもしろい。この同寸を“ネック”にするべく、あえてリブは縦ではなく横に取ってる。 アームホール的な位置にギャザーゴムで縮めることで平面を立体に。バストと袖山が生まれました。 このギャザーとリブの関係は興味深くて、袖部分は水平、袖口にいくにつれてバイアス取りへと変化します。 このスコーンと落ちる袖の表情は、ギャザー分量に対して袖の巧妙な湾曲とテーパードが鍵となっている。 うーん細かい。ギャザーと曲線の緻密な計算の上にこのシルエットは成り立っています。 ダーツでもタックでもなく、ギャザーでバストを作るのはDZHUSの得意技です。 タートルネックと言いうかデカ襟?は、さっきも言ったリブ横取りにより意外と収まりは良いです。 程よい地厚な生地(とっても良い生地です)なので、どうグシャっても表情が決まる。綺麗に蛇腹にしてもペタッと折り畳んでも、片方後ろに持っていっても襟口をくるりとひっくり返せばあらかわいい。 公式上は 身幅=首上幅-袖幅×2 でして、襟のボリュームに対して身幅はタイト。でも大丈夫、脇にファスナーあるので。このファスナー開けて着てもよしです。 そしておもしろい、タグ。 裾。ま、ここにつけるしかないか。必然です。 単純なことほど奥深かったりします。DZHUSの服はそうだと思う。 こんなにも理想を直接的に実現させる(落とし込むとかしない)デザイナーはなかなかいない。 意味伝わってるでしょうか。言葉がうまくハマらないが。 時に服から離れが