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Showing posts from July, 2020

#80. JING YU GARMENTS

  SPECIALTY.-専門、技能、特殊- JING YU の服はこの言葉がとてもしっくりくる。 ミラノを拠点に最高級の素材、テクニック、感覚で洋服(ガーメンツ)に取り組む中国出身のJing とWawa ミラノ・マランゴーニを卒業後、ロンドンへ渡り芸大で更にアートを学んだ後、再びミラノへ戻ってブランドをスタート。 と、なかなかのアッパークラス。 ミラノで活動する理由はイタリア人の適当さと時短だそう。 ハイエンドの服を作る上でイタリアとの関わりは切り離せない。生地、職人、工場。コミュニケーションは必要不可欠だ。 Jingはよく言う。 イタリア人は根っからのレイジーだと。すべてがルーズでフィジカルな距離があると仕事にならないらしい。とにかく時間がかかるって。 それ故に効率的にストレスフリーにお仕事をするには自分から距離を縮めるのがいちばん手っ取り早いということのようだ。 人間性は置いといて、JING YU GARMENTSはイタリアの卓越した職人の手なくして成り立たない。 特に秋冬の重衣料は紛れもなくオートクチュールの域です。これは本当に感動します。佇まいから袖を通した時の多幸感まで。 ただ残念ながらカシミールさんには手が届かない。悲しみ。でもいつか、あのコートたちを迎えられる日を夢みます。 でも春夏だってすんごく素晴らしい。 このブランドの東洋の西洋のバランスはとても味わい深いものがあります。 服のセオリーとしては西洋が占めながらごくごく僅かに東洋を香らせる。 表層にはないんだけど、音とか、香りとか、インビジブルな域でオリエンタルなエッセンスが間違いなく漂っている。 この感覚が言葉で伝わるか不明ですが、服を見れば分かります、たぶん。 何度も言いますが、ディティールは一切ありません。 ここをイメージしてJING YUの服を着ることはとても興味深いと思う。 ここにある服は、構造的には簡易的というか、複雑なテクニックとは一見無縁に映るのは否定できませんが いやいや、そんなこと全然ない、このブランドのポリシーはしっかりと服に落とし込まれている。 簡単なウェストゴムだって、表にステッチが出ないようにゴムと裏生地だけを先に縫い止めることでゴムのヨレを回避してたり シンプルなスラッシュポケットの完璧な縫製。 そしてこのス

書けない

  何をしているのかよくわからないまま7月になった。 書くことを怠るとどんどん書けなくなる。正直言って書けない。 書けないよー でも一回考えようか。 よしいけそうだ。 もうちょっとしたら書ける。