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Showing posts from April, 2022

#124. GABRIELE SKUCAS

Gabriele Skucasから届いた彼女たち。 Plain Janes お名前の通りとてもプレーンなニットウェアです。 そこにはてこんなにも強く引き込まれるものか。 何もない平原にポツンとひとつある小さなお家。 そこに住む普通の女の子Jane. 彼女はなぜかいつも不機嫌で、何やら気に入らないことを日中ぷりぷりとおしゃべりしながら暮らしているのかな。 ああかわいいな。Jane。想像するとにやけてしまう。 小さな彼女が着ている服が、私たち人間サイズになったような服。 なんて夢がある。 とても綺麗なセージ色です。 グリーンが強くふっくらと生命力あるセージ糸で丁寧に編まれたプレーンなブラウスとスカートのセット。 見れば見るほどに美しい。 Gabriele Skucasのニットは、Gabrieleが生まれたリトアニアで、20年以上の手編み経験のある彼女のとても近しい人たちによって編まれています。 一点一点時間をかけて、彼女の信頼する人たちの手は彼女を十分に理解し、彼女の視点や想いを一寸も漏らすことなくウェアに仕立てていく。 このプロセスが、服を目にするとじんわりとイメージできる。 シンプルに見えて絶対に簡単にできないこと、ニットは特にそうだと想っていて、 Gabrieleのようなホールガーメントニットを手編みでこれだけ立体的に洋服然としたものに仕上げるのは経験、技術、理解(ニットとGabrieleへの)が備わっているからに他ならない。 プレーンと侮る莫れ、とJaneは言う。 Gabrieleの想いが詰まったトップ。 Gabriele自身がひとつひとつにJane in the houseをペイントしているマジカルピースです。 袖、ネックラインのピックステッチも彼女のハンドソーン。 ボディはリトアニアコットン100%のダブルフェイスとなっており、柔らかくふんわりとした温かみのある生地です。 そうだった、スカートにも同じコットン地のライナーが付いています。 不器用で少し怒りっぽくてだけど心の優しい女の子Janeが着ていたのは、彼女によく似た本物でした。

#123. お知らせ

5月からオープン日を変更します。 これまで週末3日でしたが、週6日のオープンとなります。 週一回のおやすみを何曜日にいただくか決めかねており固定がちょっと難しいため、毎週Instagramでお知らせするような形をとらせていただこうと思います。 わかりづらいでしょうか。 とりあえずそれでやってみます。また変わるかもしれません。 よろしくお願いいたします。

#122. LUNA DEL PINAL

LUNA DEL PINALのSS22も無事届きました。 はあ、本当に素敵でね、、。 LUNA DEL PINALの服を見ると、彼女たちが何を想い、何を豊かと捉え何を大切にしているかがとてもよくわかる。 そういう形をしています。 私はどうしても書こう書こうとしてしまう、自分の言葉にしてしまうのがよくない。 もっとただ服の言葉に耳を傾けた方が有意義だと思う。 写真は大袈裟だ。実際の服たちはもっと静かに力強く優しい。 LUNA DEL PINALの服でやりたいことがたくさんあります。 でもそれを偉そうにここに書き記すのも違う。 うーん、それではもう何も書けないし載せられないじゃないか。 と言って書くのですが、既に上で述べたことが全てです。 毎回そういうところがありますが、LUNAさんの服は自分のやり方では通用しないです。 今回一番それを感じるのはこのサロンパンツです。 迷ったけどこれを着てみたい。 でも自分には足りないアレが必要だ。アレはアレだしこれだしもういろいろ足りない。現世では無理かもしれない。 現世だとこうなる。 うーん、なんか違うな。もっと根っからLUNAさんを着たい。 ところで今回のコレクションのミューズSallyさんめちゃかっこいいな。 彼女は生粋のヒッピーだ。イギリス南西端コーンウォールで生まれ育ったケミカルフリーライフを貫く筋金入りのヴィーガン、地球の再野生化に取り組む49歳の女性で、デザイナーのGabrielaとCorinaの憧れの女性だそう。彼女に自分たちの服を着てもらえたことが心から嬉しいと言っていた。 LUNA DEL PINALの服にはヒッピーカルチャーやネイティブシンキングがルーツとして根付いています。やはり文化的な背景が色濃くある。 ネイティブのように着ることは残念ながら不可能だけど、LUNAさんの服にはそこに確かなモードがあるから諦めずに現世でも向き合っていきたいです。 みなさまにはどのように映るのかとても興味があります。 他の子もとても素敵です。 サロンパンツと同じルームウェーヴ織りのボタンダウンシャツは2色。レーヨンリネンのミックス糸で手織りによって生成されたチェックは実際にぜひみてほしいです。 レーヨンとリネン、最高の組み合わせだ。手紬のランダムな太さの糸たちが角