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#25. Leo

Leo


  ベルギー、ブリュッセル拠点に、LeoとJoëlle、そしてLeoのパートナーMatthiasによるレーベル。
店のスタートと彼らのスタートが重なり、彼らのファーストコレクションを我が店のファーストシーズンに展開させてもらってからの、今期が4シーズン目。
ビジュアル含め、エッジ効いた好戦的で、ハイでストリートエレガントな女性像を想像させる彼らの服に、正直に申して、どストレートにはハマらないのだけど、彼らのマスキュリンでカジュアルであったり、または重めのファブリックアイテムはとても魅力的です、自分には。

このスウェットは、彼らの得意とする、金属使いが光っている。

毎シーズン、アクセサリーとして服を捉えるところがあって、というか、服にアクセサリーを身につけさせるような。
そのフェミニンな意味合いではなくて、ツールとしての金属パーツを使用したこちら側が私は好きです。
生地は薄手の裏起毛、ソフトで3シーズンは着られそう。そこにこのフックを。スウェットパーカーではお決まりのジップの代わりに。

デザインはもちろん、その細工も見事で、フックの内側にまた小フック。ちゃんとしてる。これあるかないかで着心地は大きく違う。
また、太スリングとそれに合わせたハトメのサイジングにもデザインを感じます。

セットアップでパンツもあります。

パンツには裾の絞りにこのフックが。外しても◎です。分断された状態のフックもおもしろい。
ベルトは2本、下が超長です。さらにくるっと巻いても、垂らしても、うねうね垂らしても良い。
はては一本使いも可。個人的にはハイウエストに履いて長い方を下に一本。ギラつきの強弱は気分に応じて調整ください。このバングルがね、強い、いい意味で。


これはセットアップがかっこいいと思う。
単品ずつももちろん良いですが、セットで着たときのクール度満足度は高いです。
単品だとやっぱりLeoのセオリーに沿ってフェミニンなものとの相性が良さそう。
キレのあるドレスやサテン素材とか、エレガントであればあるほどこのフックが生きそうですね。
メンズにも。ここにあるLeoは男性に着てほしかったりする。極めてメンズライクなんですが、結果、レディスに収まる。それが男性が着たときの微細な違和感につながるかもしれなくてそれが見たい。
その最たる1着は、次回に書く。