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#26. ユニセックスが嫌いだ

Leo

  その最たる1着(#25談)、でしたが、2着でお願いします。もう1着追加。
まずは、こちらのダブルジップニット。

コットンベースの地厚リブニット、よい色です。黄色黒のメランジェのこの生地は、カジュアルにもとれるし、ウールのような上品さも備えていらっしゃる。
フロントの横断ジップスはもちろんお好きに遊んでくださいということです。

2本全開でぶるんぶるんしたり。縦リブにバイアスでジップをつけることでジップのさじ加減によって予期せぬうねりやシルエットの強弱が生まれて、着るたびに発見があるだろう。ボトムとの構成もさじ加減次第で無限です。
そしてこの服の”最たる1着”の所以は裾フリル。どうやっても隠せない、Leoのフェミニズムがここですね。これがあるからメンズが着たらいいんじゃないかな、と思うのです。

この裁ち端処理からのフリルは割と見るのですが、全面にもってくるものが多くてそれだとフリル強いですね。これはバランスいいと思うのはジップと絡めていること。どっちがなくてももの足りず。全体的に流れのある服なので、ボトムにも流れを作って着たいです。フレアだったり、裾からのレイヤードだったり、ハーモニーのあるスタイル、どうでしょう。

もう一着詰め込みます。パフジャケット。

細部にテクニックが散りばめられたこのキルトジャケットは、これまた女性的。

中にスナップボタンがございまして、丈がアジャスト式に調整ができるんです。短ジャケは個人的好みなため、このショートver.がおすすめ。
パフを”折り返す”ことで更にボリューム増した裾の表情がユーモラスです。その直上のベルトをぎゅっと締めるとぺプラム出現。変なバランスですよ、キルトジャケットにヘビにぺプラムて。トンチンカンな3拍子。

これにハイウエストなデニムのベルボトムとかいい。
裾を戻すとクラッシックボディ。これでウエスト絞るのも良いです。意外にもクラッシック。

この異彩放つヘビちゃんは取り外し可。全部外すと印象だいぶ変わります。ベルトの横線とシャープなバックルのみが際立ちますね。テック感UP

でも、ヘビいいですよ。ヘビないとね、あんまり意味ない。ヘビ推しです。

私はユニセックスが嫌いだ。ファッションと性は共鳴すると思ってる。
ここにあるLeoは一見ユニセックスなんですが、ちゃんと”性”があります。女性です。だから好きです。だからこれを女性が着ることにも男性が着ることにも意味があると思ってます。
以上。

詳細はお気軽にお問い合わせください。
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