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#43. FEDERICO CINA



  Federicoにこの2月に初めて会いました。前回のミラノではニアミスで会えず(非常に胸グソ悪い出来事故に) 今回ついについにご対面。 
とってもスウィートジェントルマン。左がFederico,右の彼はアシスタント君。

コレクションでひときわ目を引くこのプリント。

水面で虹色にギラつく油膜のようなフローティング。ケミカルにも見えるし宇宙にも見える。
これデニムの裏面、横糸の白にプリントが乗っかってます。裏を見るとインディゴブルー、これは上手い。そしてプリントのクウォリティの高さ。

色のムラがかなりあるので一点一点べつもの。
このシリーズはお店にはドレスとパンツがあります。

気づいた方いらっしゃるかもしれませんが、超ながです。
帰国後届いたパッキングをわくわくと開け、ほお、あまりに長いのでこれは何かの間違いだろうとFedericoにすぐ連絡。
「ごめん!!!今回出荷前にミラノに来ちゃったから検品しないで工場から直に送っちゃったー。」
そうか、はてドレスは裾にロゴがあるのでカットできないし。そしてFedericoと相談してナイスアイデア閃きました。
なので大丈夫です、ご安心を。ちゃんとなりますので。
ただ、この丈がいいわという方がいればこのままでも。マキシドレスでもこれはこれで素敵です。

着てみて考えましょう。

ドレスの好きなところはこのハリボテブラ。形はブラなのにダーツも何もないのがなんというか、和む。

このだだっ広い浮遊の中に、ビシッと=FEDERICO CINA= ネオンイエローgood。

「いる?いらない?」って聞かれたけどいるに決まってる。
ちなみにパンツも実は=FEDERICO CINA=がいたんですが(ウエストベルト上)、んーパンツはいらないなと。どうでしょうか。
パンツはメンズのパターンです。タックも浅く完全にストレート。
相変わらずこちらも丈長いですが、カッツカッツ◎(写真は折っています。)

今シーズン、Federicoもう一つデザイナーやっていまして、“REDROSID”というメンズのストリートファッションブランド。
こちらのスポーツテック系のエッセンスが今回のメインラインに良い具合で溶け込んでいて、スピード感が増している印象。
次の19FWはテーラリングにフォーカスしてるのもありイタリアンな艶感上がりましたが、このSSはこれまでのプラトニック性と両方を持ち合わせている、境目のように感じます。

ドレスもパンツも重ね着がとても映える。コレクション自体がレイヤードを意識した構成になっている。

そしてなんだか柄を持ってきたくなる。これだけのアク強めなプリントなのでハレーションのある組み合わせがしたい。

クウォリティは間違いなし。Made in Italy. 彼の拠点サルシナ(イタリアの街)にはファクトリーが多くあって生産との距離が近いことも強みだと言ってた。
にしては凡ミス・・・ですが今回、モノがいいから大目に見ます。店主がんばってお直ししますのでよろしくどうぞ。