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#49. マルタさん


  6月。
MARTA JAKUBOWSKI の入荷をもって19SS完納です。
毎度遅いですが今回はシーズナルに加えてアーカイブをお願いしたので更に遅れると予想していましたが意外と早かった。
そう、アーカイブ。にやける。

前どこかで書きましたが、MARTAさんは自分が恋焦がれた頃から進化していて、今回の19SSはぜんぜん嫌いじゃなかったのだけど。
アーカイブある?って聞いたら作ってくれるって言ってくれて、大大大好きな15AW,16SSより、想い深きピースが時を経てここに、NOW。
19SSもアーカイブも両方MARTAさんなんだけど、こうやって並んでるのを見ると、今の方が「服」だなと思う。
服のセオリーの中でMARTAさんのセンスとか女性観が具現化されている。昔のは結果服、もう少し「布」。知的で色気のある布。布であって人間を意識している。
これが一番しっくりくる。
そんでそれが徐々に変化している。15-16-17各ひと型ずつですが、19の新作を同じ時と場所で見ると非常に面白い。
わーどんどん服になってるーって。
まさに進化です。

ところで新作のロングパーカはめちゃかっこいいな。

MARTAさんがストリート作るとこうなるのかという感じ。ポリサテンで艶やかに、気品漂う襞フード、配色は完全にMARTAさんだ。

ただこれに関しては19SSのビンテージガールズの中に在ることがベストな気がしていて若干後ろめたさもあります。まあ着るときはひとりだ。

お察しの通りこの時期にミスマッチな重量感ですが、買っといた方がいいと思いますよ、夏なんてあっという間ですからね。
秋がきたら絶対着たくなる。今も着たいし。
自分はこの赤パン年がら年中履いてます。履きすぎてお股が大変なことになっていますが。

自分にとって替わりのない服。たぶん私が世界一このパンツを履いている。

ひとつだけ。
今回アーカイブをさせてもらったのは、現行のコレクションをリスペクトしているからこそです。
過去を引っ張り出してエクスクルーシブとして発表する気はさらさらないです。
続けようとも思わない。過去は過去で今がある。
これがあっての今だ、ってのをやりたい。MARTAさんは特にそれが強い。