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#.57


  ロンドンは不思議な天気だ。朝雨(豪雨)、昼暑い、夜寒い。
難しい。猛暑のニューヨークに比べるとぜんぜん服を着る気になっているが、天候が如何にファッションに影響するかを改めて感じる。
天候だけではないけど、街の空気もあるな。
ニューヨークは暑い以外にいろいろ速いからファッションもそれなりにスピード感を要するのだろう。
ニューヨーカーを見ていると、いつ何時でもダッシュできそうである。体型は別にして。
そういうスピード感とムードが、NYモードファッションの基盤にもちゃんとあると思う。ただただスポーティーと言うことではなくて、 ポップアップの速度とか破裂音とか、そういうのも含めて。
ロンドンはあまりスピード感を感じない。のんびりしてるというより、連鎖があまりないことで相乗効果的な速度の加算がないのかな。
“個々の聖域”のみたいなものを私はいつも感じるのだけど、どうなんだろう。わからん。
ファッションにそれが影響しているかというと、していると思う。己を掘り進める速さというより強さ。
はて日本はどうだろうか。
ふん。

ファッションウィークってなんで順番決まってるんだろう。
メイン4都市を経て後続の都市は毎度微調整、流行を我が物顔で組み込んでくる。気に入らん。
毎回シャッフルだったら少なからず流れは変わってくるだろうな。
とはいえ、自分はファッションウィークなんて関係ない人たちと日々会っている。フレッシュで作品が100%その人だ。
夢はパリに行かないでCasimir Pulaskiday.を作ること。
パリに行ったら誰だって見れる。そういうブランドは自分じゃなくていい。他がやればいい。
もっともっと、自分で掴んだものを絞り出し果汁100%でやりたい。
そしてそれがファッション、モードであること。(重要)
お金はないけど夢はある。