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#61. I LOVE ANTON BELINSKIY


  このプリントを超えるものは後にも先にも出てこないと思っています。 出るとしたらANTONだけど。

ANTON BELINSKIYは前からずっと見ていてああやりたいけどな、色々考えすぎるところがある自分はこれまで手を出しませんでしたよ。
しかしこのコレクションを見た瞬間にめんどくさい感情や躊躇いなど消えました。
これはやらないという選択肢はないです。はい。
だってそうでしょうよ、この最高プリント

ANTONはよくセルフポートレイトを服にしていて私はそれが本当に好きです。
そんなデザイナーはいませんよ、自分が歯磨いてる写真とか普通Tシャツにしますか。

はあ、Anton様。

プリントだけだろって思うでしょうが、いいえ、服としても素晴らしいのです。
Tシャツもシャツも、上質な生地と特にシャツの仕立て、縫製の美しさ。縫い代すべて袋縫い。

プリントさえなけれはテイラーのドレスシャツに遜色ございません。プリントさえなけれなば。
でもプリントがありますので、存在意義は計り知れません。

幼少期の思い出を現在の自身のクリエーションにシンクロさせるAnton様。
1987年、学校の発表会でのワンシーン、バニーボーイズによるダンシングは当時のナイーブな揺れ動く心が見て取れます。

ファンシーなお花に浮かぶAntonフレンズの表情は皆愛おしく物憂げで、いつかの原風景に思いを馳せ。

カレイドスコープ(万華鏡)の世界に迷い込んだフレンズ-ドリーミングと隠しきれない狂気に満ちた桃源郷。

これはもはやドラッグです。
合法に、きめましょう。