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#85. SITUATIONIST②

 
SITUATIONISTのつづきです。
このJUMPSUITも外せません。

前回の20SSでもつなぎを出してましたが膝下ハーフ丈、今期は更なるミニボトムでこの流れにハーモニーを感じます。
オリーブ単色ではなくよく見るとごくごく僅かにブラック糸がミックスされた非常に奥行きのある色味です。角度によって黒が強くなる。

長い長いウエストダーツは胸ポケットを突き抜け一度消え、胸ぐせダーツへと変化する。知的だ。

このドラマの土台、胸ポケットは内側パッチで外はステッチラインのみ。

ひっくりかしてバックポケットはアウトパッチ。

この切り替えもにくいな。生地の特性を生かして黒の濃淡でカラーブロックに。意図的か。
たぶんフロントの突き抜けダーツに準じての切り替えだろう。
このブランドのギミック量と技術のアベレージが高いが故に整然と佇むテクニックたち、それが当たり前かのように。

いやいや当たり前じゃないよ、と。
ちゃんと見つけたよと。知ってるんだよ、と伝えたくなる。そしてありがとう。ディティールに。
このショートは下に思い切ってパンツを入れてもよいな。太いやつ。

冬こそホットパンツで決まった。

あと最後これもお願いします。

これがね、やりたかったのです。オーバーモヘア+ミニスカのパンクスタイル。
自分ではそのつもりですが。
パンクとかグランジとかは常に心にあって何かで体現できないかと企んでいます。
このスカートの生地。やば。

こんな織り見たことないぞ。あるのかな。わからん。
シルバー糸の発光、ランダムに入れられたプリーツ、あと生地に対するステッチの不協和音が、なんというかライブ感を煽ります。


モヘアニットが大好きです。
しかもこれほどの極細ヤーンの荒編みがモヘアの中でも一番好きだ。毛足長のモッサモサもいいけどね。
フロントの柄はちょっとよくわかりませんが良いです。
そしてこの懐かしき袖落ちパターン。アンバレリーアッシュを思い出す。

すっき。

他にもいくつかございます。
コートも最高です。また涼しくなった頃に。
あったら書きます。