Skip to main content

#95.VAILLANT STUDIO

 

はじめてのVAILLANT STUDIO(ヴァイヨン?ヴァイロン?ステューディオ)
この21SSがファーストコレクションとして本格的なデビューとなったパリジャンAlice Vaillantによるプロジェクト。

元々はバレエダンサーだった彼女。パリのオペラ座バレエスクールで幼い頃からプロフェッショナルにバレエと向き合った。
そこからのファッション・・・というのもバレエ時代から衣装や装飾への興味が強く、自然な流れでそちら側への道へと繋がったようです。
服を作る上でもやはりバレエからインスピレーションを受けるようで、しかし単に表舞台のそれだけではなく、相反する裏、日常やアンダーグラウンドへのアンビバレンスな視点とともにデザインを興す。全てはつながっている。らしい。

更にはアップサイクルの観点をも持ち合わせるなんて超ハイブリットだな。
バレエ、ストリート、アップサイクル。
なるほど。たぶん繋がっているんだろう。

なんとなくだけど、このコレクションは『流れ』みたいなものをインスピレーションとして強く持っているのかな。
エフェクトのような流線的プリントだったり、

切替のパターンワーク

こちらはヴィンテージのLevi's を解体して作られたアップサイクルデニムパンツ。流行ではあるが、変にやりすぎたやつより断然かっこいいし普遍のスタイルとして充分に着れる説得力と雰囲気がある。
生きてたら ハリーディーンスタントンおじいが履いてたっていける。

そしてこのワインディングスリーラインズ。

これかわいいな。色もデザインもすごくいい。
憧れのユニフォーム感を出してみたいよねー。


これがファーストセールスとは思えないほどに製品レベルは高かった。デザインから生産、副資材まで抜けなくかんぺき。
少々視点が多いけれど、バランスは後々とっていけばいいわけで、今は可能性を広げることをしてったらいい。と、自分にも言い聞かせる。