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#121.ELLISS


素敵な春の気配を纏ってELLISSがやってきました。
色のパワー、柄の躍動を言葉の通り肌で感じられるからやっぱり服って最高だ。

ヴィンテージ雑誌やフォトブック、古い広告誌面などの彼女のコレクションから切り取られ緻密に再編されたELLISSの原点であるコラージュプリント。
前回のデジタルアーガイルもこの春、私は大変気分がいいですが、やはりコラージュもいいな。なんとなく「手」を感じて温かい。

トライバルなタトゥーやボディペイントに裸婦たちの夏の戯れ、彫像にエクスリブリスと、ネイキッドボディをユーモラスにリズミカルに、人間が実際に着たときに最も魅惑的な配置を目指す。
所々に差し込まれるテキストや無機質なメタルパーツが肉感をいい具合に鎮め、返ってボディへの集中力が増すような。

エモーショナルなプリントは今シーズン、新しいキャンバスの上に描かれました。

プラスチックボトルから再生されたストレッチメッシュ生地。自分はメッシュはELLISSのプリントと相性がいいと思った。
リアルなボディプリントと実体のあるボディとが隙間なく重なったとき、視覚へと、概念へと強烈に打ち込まれる。
プリントの秘められたストーリーはシースルーによって重ねられ顕になった。
その辺をEllissは意識してプリントパターンを組んでいると思われます。

まあ日常でこうやって着ることはあまり多くはないがそれでも体感はできる。
相性がいいかどうかは人によるな。

ストレッチボディは前回に続き、こちらもペットボトルからリサイクルされたポリエステルベースのスムース地です。
本当にもちりとスムーズで気持ちいい。
発色、伸縮性と保水性を備えたELLISSのポリエステルはぜひお肌で感じていただきたいと思います。

カシミールさんの入荷は、メッシュのボディとドレス、スムースのトップ、ロングスカート、ミニスカート、ショーティの6型です。

そう、最後にパッケージについてもお伝えしておこう。
ELLISSの新しいウェアは今回すべて、Better Packaging社のパッケージに入って届けられました。

Better Packaging社とは、ニュージーランド発のプラスチックに替わる循環型パッケージの開発に取り組んでいる会社のようです。
100% 自然へ分解可能なデンプンなどバイオベースの材料でできた、コンポスタブルパッケージ。
環境に優しいだけじゃなくてデザインもめちゃおしゃれだ、質感も最高。
ELLISS のウェアもパッケージも丸ごと再生可能なサイクルの中にあるということです、素晴らしいな。

魅惑的なランダムプリントと徹底した無駄の排除をELLISSは並行して実現します。
ファッションに携わる時点で少なからず地球へ負荷をかけている事実。
これをどれだけ軽減できるか。
調達、輸送、廃棄物管理。
矛盾した世界でELLISSは考え体制化し、ファッションを、生み出すことを続けています。
ハッピーで満たされ、その先に空虚が伴ってはいけないということ。

ELLISS のウェブサイトに大切なことがたくさん書かれている。
“So when you purchase an ELLISS garment, you’re not just purchasing a beautiful piece of clothing – you’re also rebelling against industry norms which promote excess and waste for profit at the expense of future generations. You’re making the conscious decision to buy something that has been made to create the least impact possible on the earth.”
-ELLISSの服を購入することは、ただ美しいピースを手に入れるだけでなく、未来の世代を犠牲にして利益のために過剰と浪費を促進する業界の規範に反抗することとなります。
あなたは、地球への影響を最小限に抑えるために作られたものを購入するという意識的な決断を下しています。-

みんな本当に考えながら服を作っている。LunaさんたちもそうだしELLISSも。
オンラインサイトに直行する前に、綴られた作り手の言葉に目を向けてからポチッとしたらいいんじゃないかと思います。