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#124. GABRIELE SKUCAS


Gabriele Skucasから届いた彼女たち。
Plain Janes
お名前の通りとてもプレーンなニットウェアです。
そこにはてこんなにも強く引き込まれるものか。

何もない平原にポツンとひとつある小さなお家。
そこに住む普通の女の子Jane.

彼女はなぜかいつも不機嫌で、何やら気に入らないことを日中ぷりぷりとおしゃべりしながら暮らしているのかな。
ああかわいいな。Jane。想像するとにやけてしまう。
小さな彼女が着ている服が、私たち人間サイズになったような服。
なんて夢がある。

とても綺麗なセージ色です。
グリーンが強くふっくらと生命力あるセージ糸で丁寧に編まれたプレーンなブラウスとスカートのセット。

見れば見るほどに美しい。
Gabriele Skucasのニットは、Gabrieleが生まれたリトアニアで、20年以上の手編み経験のある彼女のとても近しい人たちによって編まれています。
一点一点時間をかけて、彼女の信頼する人たちの手は彼女を十分に理解し、彼女の視点や想いを一寸も漏らすことなくウェアに仕立てていく。
このプロセスが、服を目にするとじんわりとイメージできる。

シンプルに見えて絶対に簡単にできないこと、ニットは特にそうだと想っていて、
Gabrieleのようなホールガーメントニットを手編みでこれだけ立体的に洋服然としたものに仕上げるのは経験、技術、理解(ニットとGabrieleへの)が備わっているからに他ならない。
プレーンと侮る莫れ、とJaneは言う。

Gabrieleの想いが詰まったトップ。

Gabriele自身がひとつひとつにJane in the houseをペイントしているマジカルピースです。
袖、ネックラインのピックステッチも彼女のハンドソーン。

ボディはリトアニアコットン100%のダブルフェイスとなっており、柔らかくふんわりとした温かみのある生地です。

そうだった、スカートにも同じコットン地のライナーが付いています。
不器用で少し怒りっぽくてだけど心の優しい女の子Janeが着ていたのは、彼女によく似た本物でした。