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#147. AMANDA BROWN


この夏もAmanda Brownの新しいプロジェクトから作品を迎えました。嬉しいな。
前回に続きヴィンテージパーツを編み込んだアップサイクルニットです。
とは言えど、格段に進化している。

今回のヴィンテージパーツはTシャツです。夏なので。
一枚のTシャツを前後、左右、上下の各ワンサイドを異質のマテリアルへ変現させて一枚のTシャツに再生する、というコンセプトのもとこのプロジェクトは進みました。
Tシャツはハーフボディ、フリンジ、ネックパーツに分解され、それらをAmandaさんのニットで再連結させています。

一部、コントラストカラーフリンジをデザインとして入れていますが、ベースは一枚のTシャツで成り立っています。

2人でコンセプトを決めてからAmandaさんがどんな風に形にしてくれるのかいつも本当に楽しみで、一般人からの度重なるご要望に都度応え、どう考えてもAmandaさんへの負担が大きすぎて申し訳ない気持ちは常に抱えていますが、やっぱり超えてくる。
今回この連結テクニックがものすごく興味深い。

Tシャツボディに一定の間隔で穴を開けてニット糸を通しているのですが、理屈はわかってもできる気がしない。実際に見てもしない。
それができるセンスとスキルにただただ感動し経験値を想う。
更にこのネック。

Tシャツのネックラインの際でAmandaニットとコネクトして更にラウンドでかけているループがデザインとしてもグッときます。
正直ネックラインを保持してくれるとは思っていませんでした。義理堅い。

ちょっと強引ですごくいい。そして知的だ。
同じマシンニットでもIsaさんのそれとはまったく違う構造で説得力と価値を上げている。
Isaさんは化学的でAmandaさんは論理的。
どちらも好きでどちらも尊い。

言うまでもないですが、すべてがユニークピースとなっており、マテリアル、サイズ、カラーは異なります。
セカンドデリバリーも無事到着して今回は10ピース。

あれ10ないな、まあいいか。
Casimir Pulaskiday.の存在意義だ。
親愛なるAmanda Brownに心からの感謝を。